日本でも韓国でも、決して一般的ではないミニスイカ。
いわゆる小玉スイカよりも、さらに一回り小さなサイズのスイカの
ことだ。
そのミニスイカを栽培している韓国忠清道のあるベンチャー農園が、
大手紙(中央日報)系のメディアで紹介されていた。
個人的な話にはなるが、遠い昔、「ヲタク」の実家(専業農家)は
スイカの栽培もやっていた。
中高年の「ヲタク」が、今でもスイカの話題に敏感になるのは、
「ヲタク」の少年期の原風景にスイカ畑やスイカを山積みにした
小型トラックの様子がしっかり残っているからなのだろうか・・・。
いずれにしろ、日本で言うミニスイカは、韓国では「애플 수박
(直訳=アップルスイカ)」と呼ばれている。
韓国のミニスイカ農園の成功を祈る意味で、件(くだん)の記事を
翻訳練習させてもらった。
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■맛도 크기도 A+ … 애플 수박이 주렁주렁
味もサイズも最高...鈴なりのミニスイカ
(中央サンデイ 6月4日)
과일은 크고 실한 게 맛있다지만 1인 가구에는 그림의 떡이다. 이들
에게는 앙증맞게 작은 과일이 고마울 따름이다. 충남 논산 채운면의
비닐하우스에 애플 수박이 주렁주렁 열려 있다.
果物は大きくて中身が詰まったものがおいしいと言うが、一人暮らしの
身には絵に描いた餅だ。一人で食べるには小さくてかわいい果物が一番。
忠清南道論山市のビニールハウスでミニスイカが鈴なりに実っている。
사과만 한 크기(지름 10~12㎝, 무게 1.5㎏)에 껍질이 얇아 사과처럼
깎아 먹을 수 있다고 해서 애플 수박이라는 이름이 붙었다. 크기는
작지만 영양분과 당도는 영락없는 수박이다. 땅에서 기르지 않고 1m
이상 공중에서 재배하기에 장마철에도 당도가 떨어지지 않는다.
リンゴくらいの大きさ(直径10~12㎝、重さ 1.5㎏)で皮が薄く、
リンゴのように皮を剥いて食べることができるので、韓国では
「リンゴスイカ」と呼ばれている。小さくても栄養分と糖度は紛れも
なくスイカだ。露地栽培ではなく1m以上の高さで空中栽培されて
いるので、梅雨時期でも糖度は落ちない。
냉장고 공간을 많이 차지하지 않고 쓰레기 양도 줄어드니 1인 가구에는
안성맞춤이다. 홍콩·마카오·대만에서 온 관광객들이 애플 수박 농가를
체험하며 자신들이 딴 수박을 들고 기념촬영을 하고 있다.
冷蔵庫の中でも場所を取らず、ゴミの量も減るので、一人暮らしには
おあつらえ向きの果物だ。香港・マカオ・台湾から来た観光客が、
ミニスイカ農園を訪れ、自分で収穫したミニスイカを手に記念撮影
している。
(終わり)