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藤井四段と車包と韓将棋

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韓国メディアでも、日本の藤井四段の29連勝の話題がけっこう注目
されている。

しかし、今回は、ここで関連記事を翻訳練習するのはやめておく。


△「車包」とは?(ネイバーニュース検索より)

その代わりに、ネイバーニュースで「차포(車包)」という韓国語を
検索にかけた結果(6月26日現在)を紹介してみることにする。


△日本将棋

そして、日本将棋と韓国将棋(チャンギ)の駒の初期配置図を
見比べながら、「차포(車包)」の意味を推測してみてほしいのだ。


韓国将棋(チャンギ)、駒は八角形

すでに韓国語の「차포(車包)」の意味を知っている読者も、
「楚」と「漢」(項羽と劉邦)が戦う例の将棋盤と駒を見ながら、
その意味の由来を再確認していただきたい。

・・・・・・・・・・・・・・

さて、ではその「차포(車包)」の意味とは?

以下、解説である。

まず、同じく日本将棋の駒を使って比喩的に表現するならば、それは
「飛車角」に非常に近い意味となる。

しかし、日本語における「飛車角」という表現の使用頻度や理解度を
考えれば、将棋とは切り離し、平たく「主力」や「主軸」くらいに
訳すのがわかりやすくていいだろう。

・・・・・・・・・・・・・・

最後におまけである。

韓国将棋は、中国将棋に非常によく似ている。


中国将棋(シャンチー)、駒は円形

楚と漢の戦いというゲームの基本的モチーフも共通しているし、
駒の動きなど細かいルールもほぼ同じだとのこと。

表面的にではあれ、こうして韓国と中国の将棋を見てみると、日本の
将棋が、中国や朝鮮の影響を受けながらも、列島という孤立した
環境の中で独自の発展を遂げてきたことがよくわかる。





(終わり)




 

参加カテゴリ:地域情報(アジア) 


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