韓国映画には見ごたえのあるサイコサスペンスも多い。
物語りの展開に様々な工夫があり、終盤に驚くようなどんでん返しが
待っている場合もある。
また、サイコ(異常犯罪者)や刑事を演じる俳優にも、強い存在感を
放つ個性的な俳優たちが多数存在する。
この3連休も、3本のサスペンスを見てしまった。
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■오피스 「オフィス 檻の中の群狼」 2015年 〇〇〇--
オフィスを舞台にしたサイコスリラー。
「警察官にも勤務評定を実施して成績の悪い奴はみな首にしろ」
そう言って刑事にもヒステリックに毒づくようなパワハラ上司の
部署で、追い詰められ精神に変調をきたした社員が、上司や同僚に
復讐を繰り広げる。
復讐の舞台は、高層ビル内の夜のオフィス。
終盤のどんでん返しには驚いた。
■살인의뢰 「鬼はさまよう」 2014年 〇〇
殺人魔に妻と子を殺された銀行員が、せめて妻子の遺体の在りかだけ
でも突き止めようと、計画的な復讐劇をもくろむが、土壇場で命を
落としてしまう。
結局、最後に復讐を遂げたのは、義兄(妻の兄)の刑事だった。
■트럭 「トラック」 2008年公開 〇〇
暴力組織にイカサマポーカーで全財産を巻き上げられたあげく、
トラックに積み込んだ死体を江原道の湖まで捨てに走らされる
運転手。
道中、偶然、そのトラックに警官の扮装をしたサイコが同乗する
ことになる。
何とも運の悪い男である。最後まで彼が生き残るのが、せめて
もの救いだ。
(終わり)
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