「ヲタク」の長女は今年の4月から、熊本市にある熊○大学に
通っている。
△文系キャンパスの一角に残る古い赤門
熊○大学は、旧制高校からの伝統を引き継ぐ歴史ある
国立大学だ。
キャンパスを散策していても、旧制高校の赤レンガの本館を
はじめ、いかにも歴史を感じさせる建物が散見できる。
△旧制高校本館は国指定の重要文化財で現在は記念館。
またキャンパス内には緑が多く、真夏には、歩く者に心地よい
日陰を提供してくれる。
△小泉八雲のモニュメント越しに旧制高校本館を望む
季節ごとに様々な表情を見せてくれそうなキャンパスである。
長女がこの大学に通っている間、おそらく、「ヲタク」は、何度となく
このキャンパスを歩くことになるだろう。
それと言うのも、長女は熊○大学の文系キャンパスから歩いて
5分とかからないところにアパートを借りているのだ。
■学生街のゴミ出し場とハングル
2013年夏、末っ子と2人で長女のアパートを訪れた「ヲタク」は、
界隈(かいわい)のゴミ出し場の風景を写真に収めた。
最初は1か所にとどめようかと思ったゴミ出し場の撮影だったが、
結局、散策の途中で目にしたゴミ出し場を全て撮影してしまった。
何とも粘着質な中年男である。
もちろん、「ヲタク」が学生街のゴミ出し場に粘着したのには、
それなりの理由があった。
どのゴミ出し場にも、英・韓・中の3カ国語併記で書かれた
注意書きが掲示されてあったからだ。
韓国語では、次のように書かれてあった。
・・ ・・ ・・ ・・
학생여러분에게
인근주민분들께 피해가 되지 않도록 한사람 한사람이
쓰레기 배출 규칙을 지킵시다.
学生の皆さんへ
近隣住民の方に迷惑をかけないよう一人一人が
ゴミ出しルールを守りましょう。
・・ ・・ ・・ ・・
なお、散策途中、何枚か目にした痴漢への注意を呼び掛ける
看板が全て日本語オンリーだったのは、少し残念な気がした。
(終わり)
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熊本の学生街とハングル
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