市井の韓国語の中に残る明らかに日本語とわかる単語は、「ヲタク」の
知る範囲でも、ここ2、30年で大きく減った。
しかし、韓国独立後、一貫して進められてきた日常会話に残る日本語
清算の努力の中にあっても、しぶとく生き残り、さらには本来の
日本語にはない新たな意味まで付与され、発展(?)を遂げた
韓国式日本語もある。
そういう稀有(けう)な生命力を持った韓国式日本語の一つが
「찌라시(チラシ)」だ。
ネイバーニュースの検索でもわかるように、メディアへの登場頻度は
相当に高いと言える。
現代韓国の経済界、芸能界は言うに及ばず、政界にいたるまで、
実に様々な「チラシ」が舞い飛んでいる状況だ。
各種の記事に目を通すとわかるが、現代韓国で言う「チラシ」
とは、日本語の「チラシ」とは大きく異なり、「ゴシップ誌」、
「三流情報誌」あるいは単に「デマ」くらいを意味している。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
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現代韓国社会とチラシ
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