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国連の透明人間と韓国

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これまでの韓国の各種世論調査で、有力な次期大統領候補として、
野党系のムン・ジェイン(文在寅)氏と人気を二分してきたのが、
前国連事務総長のパン・ギムン(潘基文)氏だ。


△左からムン・ジェイン氏とパン・ギムン氏(連合ニュース)

目下、旧李明博(前大統領)派を中心とする保守系勢力との連携が
取りざたされているパン氏だが、以下の風刺漫画を見る限り、
パン氏の前途は決して明るいものではなさそうだ。

1月12日付京郷新聞掲載の風刺漫画は、かなり辛辣(しんらつ)に
パン氏を皮肉っている。



「ヲタク」としては、民主化陣営の大物でプサン出身のムン氏を
応援している関係上、パン氏批判の報道は、正直に言って痛快だ。

どうやら、韓国の次期大統領選は、たたき上げの苦労人で数々の
数奇なエピソードを持つ政治家、ムン・ジェイン氏を軸に展開して
行きそうな気配である。

・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・

ちなみに、ちょっと強引ながら、ここでムン氏の経歴の中で「ヲタク」が
特に関心を持った事項を、いくつか列挙しておく。

これらは、あくまで「ヲタク」の情報収集の結果であり、全てが事実では
ないかもしれないが、「ヲタク」がムン氏を応援する理由の一端は
理解してもらえるはずだ。

・両親は北の出身で、朝鮮戦争時にプサンに避難してきた。
・プサンの影島で非常に貧しい子ども時代を送った。
・まれに見る秀才として釜山の有名高校(慶南高校、西区)に進学
 するも、大学に進学できる家庭状況になく、一時は人生の方向を
 見失い不良と化す。
・一浪後、両親と同じく北出身の慶熙大学学長の計らいで、同大法学部に
 成績優秀特待生(授業料免除・奨学金支給)として入学。
・同大学の1年後輩の女性と出会い、恋をする(現在の妻)。
・勉学に励みつつ民主化運動に参加し、獄中生活も経験。司法試験合格
 通知も警察署の留置場で受け取る。
・徴兵では、韓国版グリーンベレー部隊(特戦司)に選抜され勤務
 するなど、優秀な兵士として軍務を全(まっと)うした。
・司法修習所を次席で終了するも過去の経歴から裁判官への道が
 閉ざされ、故郷、釜山で故ノ・ムヒョン元大統領とともに弁護士
 事務所を開設・運営。
・前回の大統領選では民主化陣営の統一候補として出馬するも、
 パク・クネ氏に僅差で敗れた。
・プサン方言は、故ノ・ムヒョン元大統領に比べると非常にマイルドで、
 テレビで見る限り「プサンのおやじ」臭さは全く感じない。
 (※「ヲタク」の印象)


(終わり)






参加カテゴリ:地域情報(アジア)


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